2008年03月16日

フリースクール 東京シューレ 〜子どもが安心できる場の提供〜

先日、ガンバの登録団体である「東京シューレ」の王子シューレを訪問しました。

東京シューレは、フリースクールの運営を中心に、学校に行ってない子どもとその親を支援するさまざまな活動を行っています。
団体の名前である、「シューレ」というのは、ギリシャ語の「精神を自由に使う」という意味の言葉を持つそうです。

様々な理由から「学校に行けなくなった子どもたち」を、”子どもが悪い!”という考え方になってしまうと、親との関係性が悪化し、子どもたちは家庭の中でも居場所がなくなってしまいます。
「学校に行けるようにする」のではなく、「家庭で子どもたちを受け入れていく」という発想から、「親が子どもの理解者」となり、安心して成長していくことができる”場”を子どもたちに提供しようと、1985年に親同士が協力して作り上げたのが、『東京シューレ』の始まりです。

東京シューレでは、活動をする上で大事にしていることが4つあります。

????????子どもたちにとって”安心できる場”を提供すること
????????”子どものやりたいという気持ち”を大切にし、その気持ちをどう実現するかをサポートしていくこと
????????子どもたち、子どもの親御さんたちと共に作っていくこと
????????子どもたちそれぞれの個を尊重すること


私が訪問したフリースクール「王子シューレ」は、現在6歳〜20歳までの子どもたちが通っています。その中の半数が高等部の子どもたちだそうです。

その背景の1つとしては、中学に上がると同時に不登校になってしまう子どもたちが多いからとのこと。
「中1ギャップ」と呼ばれるそうなのですが、小学校でのびのびと学校生活を送っていた子どもたちが、中学に入った途端、テストが多くなるなどして、新しい環境にうまく馴染めず、学校に行かなくなるケースが多いのだそうです。

東京シューレでは、スタッフと子どもが同じ場で議論し、同じ1票の投票権をもって物事を決めています。様々な行事や企画を「子どもたちとのミーティング」で話し合って決めて、みんなで実行する。それをどのように実現したらよいかとスタッフがサポートする、そんな関係作りをベースとして、子どもたちが安心して過ごせる場を作ろうとしています。
シューレに通う子どもたちは「月曜日が待ち遠しい」とよく言うそうです。そして”シューレがお休みになる「春休み」や「夏休み」がなければいいのに!”と発言する子どもたちもいるそうです。

シューレはフリースクールの運営だけでなく、様々な新しい挑戦もしています。
2007年4月、構造改革特区の認定をうけて、「学校法人東京シューレ学園 東京シューレ葛飾中学校」を設立しました。
20年以上にわたって積み重ねてきた子ども中心のフリースクールの実践を生かし、フリースクールを公教育の中に位置づけようと進めてきたものが実現しました。全国でも先駆的なモデルとして、今注目を浴びています。

しかし、団体として学校法人の設立までには、多くの議論の積み重ねと、様々な課題を乗り越える必要がありました。
「学校」とは非なるもの、「フリースクール」を作ることを活動の出発点としてきたのに、「なぜ、フリースクールの”学校”を作るのか?」という疑問から、学校を作ることの動機が理解されることが難しかったと言います。そして、今でも議論は続いています。

学校ができて1年が経ったこれまでを振り返り、
「”学校法人東京シューレ学園”と従来の”フリースクールシューレ”は、子どもたちの多岐に渡るニーズを満たすために両方の機能が必要なんです。」
と事務局長の中村さんはおっしゃいます。

また、「最近の5〜6年の傾向として、東京シューレのフリースクールに通う子どもたちから、たくさん話を聞くという時間が非常に増えました」とのこと。
「不登校になった子どもたちを昔のように”強制的に学校に連れ戻す”ということは少なくなってきた。しかし、最近は「医療」が非常に身近になってきたことから、逆に何か心の問題があると見なされたとたん、精神疾患と結びつけて、病院に通い始めてしまうケースが増えてきた。医療面含めて、”子どもたちをサポートする”手段は増えたが、その反面、”なぜ、不登校になってしまったのか?”という理由、その背景が十分に理解されないまま、子どもたちのサポートがなされてしまっているのではないかと危惧しています。」とおっしゃっていました。

様々な理由から不登校になる子どもたちをどのようにサポートしていくのか?
とても難しいテーマであり、様々な議論もあると思います。
東京シューレのように不登校になった子どもたちをまず受け入れる場も社会において重要な役割ですし、そしてフリースクールで受け入れきた子どもたちが巣立った後、社会がどのようにその子どもたちを受け入れていけるのかも、大きな課題であると言えます。
お話を伺って、子ども支援の難しさと重要性を考えさせられました。

そんな難しい社会的課題をテーマとして、20年以上もの間活動を続けてきた東京シューレ。
子どもの話にじっくりと耳を傾け、そして子どもが本当に求める成長の場を提供しようと日々努めている、そんなシューレ事務局長とスタッフの方のひたむきな姿勢を感じました。

今回お話を伺った東京シューレの応援は、ガンバを通じてできます!
ぜひ、こちらから寄付をお願いします!!
posted by Tajima at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ガンバ活動日記

2008年02月20日

寄付することの意味とは

ガンバNPOの石原です。

偶然、おもしろい記事を見つけたのでご紹介します。

10億円売るホームページのコツ「稼ぎたいなら寄付をするといいよ」
http://japan.internet.com/wmnews/20080215/6.html

売れるホームページを作る、というテーマと直接関係あるかどうかは置いておいて、

寄付に、一体どんな意味があるのだろうか?

という問題提起がされています。
私も、答えが気になるので、次のコラム記事がアップされる2週間後がたのしみです。


私自身はほとんど寄付らしい寄付をしたことがありません。なぜ寄付をするのか、改めて理由とか意味を考えてみてもすぐに答えが見つかりそうもないですし、実際に寄付をしてみなければわからないのかな、と思いました。

寄付よりも、ボランティアとしてお手伝いするほうが楽しいと思ってそうしているわけですが、そもそも
・寄付
・自分のスキルや時間を提供すること
この2つは代替できるものとして考えてはいけないのかも、と思いました。

ぜひ皆さんのお考えも伺いたいですね。
posted by Ishihara at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュースから

ケータイを使った寄付ポータルサイト「ClickAid」

ガンバNPOの石原です。

また新しい寄付サービスがスタートするようです。

モバイル寄付サイト ClickAid -クリックエイド-
http://clickaid.jp/

モバイルショッピング人口が増えるなか、携帯から寄付できるサービスがこれからどんどん登場してくるのでしょうね。続きを読む
posted by Ishihara at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュースから

ミーティング開催しました(2月16日)

ガンバNPOの石原です。

ちょっと遅くなりましたが、2月16日土曜日におこなわれたミーティングの様子をご紹介します。

今回は、後半を「作業時間」として、それぞれ
・メルマガを発行したり
・Webページの更新をしたり
・新しいコンテンツの原稿をつくったり

 

バージョンアップのためのサーバ移行や、デザインを含めたリニューアルが進行中なので、やること盛りだくさんです。

このミーティングの後日、バージョンアップが完了しました。みなさんに安心して寄付していただけるシステムを提供するため、これからもがんばります!
posted by Ishihara at 00:44| Comment(0) | TrackBack(1) | ガンバ活動日記

2008年02月19日

じゃらんポイントを寄付できる団体の紹介 ≪パート2≫ “自然体験活動推進協議会(CONE)” -自然体験活動指導者の養成とネットワーク作り-

前回に引き続き、リクルートが運営する国内総合宿泊予約サイト「じゃらんnet」のポイント寄付プログラムでじゃらんポイントを寄付できる団体の1つ、環境分野から“自然体験活動推進協議会(CONE)”をご紹介します!

○どんな活動をしている団体?

自然体験活動推進協議会(CONE)
は、国内唯一最大の自然体験活動指導者を養成する機関です。現在、CONEへの登録指導者数は約2万5千人にのぼっています。
全国の280 団体の青少年育成団体、自然学校、野外教育団体、スポーツ振興団体、企業などが加入して、自然体験活動を普及・振興するための広範囲なネットワークを形成し、活動をしています。

○CONEの活動の柱の1つは、自然体験活動指導者を指導・育成するトレーナーズトレーニング

CONEのミッションの1つである、団体を通じた自然体験活動指導者の養成の推進として、登録している280団体に所属する自然体験活動指導者を指導・育成するトレーナーズトレーニングを実施しています。

登録団体に所属し活動する自然体験活動指導者とは、身近の自然をフィールドに自然の案内、自然体験活動の指導、また活動の企画・運営、インストラクターとして活動する人を指します。
キャンプ、トレッキング、バードウォッチング、ネイチャーゲームなど様々活動をおこなったり、土地の伝統文化や食文化に触れたり、あるいは自然の中で感性を磨いたりと、それぞれの地域で、自然や文化を生かしながら自然体験活動の普及と振興に貢献しています。

CONEでは、こうした自然体験活動指導者を養成するための講師、講座の企画、運営、進行を行ったり、地域において人と人とをつなぐコーディネーターとして活躍できるトレーナーの育成を行っています。

○全国の自然体験活動指導者、地域とのネットワーク作り

CONEでは、トレーナーの育成だけでなく、全国で活動する自然体験活動指導者と地域の人たちとのネットワークを作るための地域ミーティングを全国7ヶ所で開催しています。

自然体験活動指導者が個々に活動していこうとしても、なかなか活動は広がっていきません。各地の自然体験活動指導者と住民の方々、地域の企業や学校、行政などとネットワークを形成していくことで、自然体験活動指導者が地域で活躍できる場を増やしていけるようにしています。

また、地域ミーティングに加えて、全国フォーラムを2ヶ所(東京・大阪)で実施しています。
全国にちらばる自然体験活動指導者を集めて横のつながりを作る、情報交換の場とし、活動の促進のために毎年行っています。

????自然体験のイベントに参加してみたい!自然体験活動の指導者になりたい!など、全国の様々なイベントはCONEのホームページ「イベントカレンダー」から検索できます。

そして・・・・
????????”自然体験活動推進協議会(CONE)”への応援はこちらから!!
じゃらんポイントが1000ポイント以上ある方は、今すぐポイントを寄付できます!!
posted by Tajima at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ガンバ活動日記