2012年07月04日

寄付集めの得意なハンガーフリーワールド。

6月21日、パブリックリソースセンター事務局長の岸本幸子が講師を務める立教大学の授業にお邪魔させて頂きました。
今回のゲストはハンガーフリーワールド(HFW)事務局長の渡邉清孝氏です。

ハンガーフリーワールド写真_02.gif
ハンガーフリーワールド(HFW)は、飢餓・貧困の撲滅を目的とした開発途上国における開発事業や、世界各地における啓発活動を行っている団体です。


ギブワン内でも以下のプロジェクトを紹介しています。

*ウガンダ有機果樹植林プロジェクト
http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10018
*バングラデシュ有機農業推進プロジェクト
http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10019
*西アフリカにおける乳幼児と妊産婦を対象とした栄養改善事業
http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10020
*ベナン共和国における幼稚園運営
http://www.giveone.net/cp/PG/CtrlPage.aspx?ctr=pm&pmk=10021


今回は「寄付が組織のミッションに与える価値」というテーマでお話が行われ、
普段はなかなか聞くことのできない運営面でのエピソードを数多く伺うことができました。

まず、寄付金が集まらないとどのような弊害が生じるのか、
を切り口にお話が始まりました。

弊害は実に多岐に渡ります。
「人材の雇用が難しく事業を拡大できないこと」「予算を越える物価の値上がりに臨機応変な対応ができないこと」「長期的・戦略的に事業を考えることができないこと」など、複数挙げられました。

一方で、寄付金が集まるとオーダーメイドなキャパビルを手厚くでき、より事業を充実させていくことができます。

ハンガーフリーワールド写真_01
つまり、オフィス環境を整備することで生産性が2−3倍向上したお話や、ネットワーク団体との会議や作業スペースをつくることでネットワークの強化につながったお話など、寄付金がもたらす効果の大きさを再確認させられるエピソードも併せて伺うことができました。

HFWの財源内訳なのですが、寄付金の割合が86%にも上ります。
どうしてHFWはこんなにも寄付金を集めることが得意なのか、気になるところです。

実はHFWは会員の母集団と共通点の多い、ある広域的なネットワークをもつ食品販売流通業を寄付集めのメインターゲットにしています。HFWの事業領域である「飢餓・貧困」と近しい関係をもつ「食」に関心の高い人が集まっているだけでなく、HFWボランティアの中心である「主婦層」を母集団としているからです。尚且つ「組織力」も有しているため、HFWにとって寄付を募りやすい(共感を得やすい)母集団だったのです。

HFWは試行錯誤を繰り返しながらターゲットを絞り込み効率化を図ってきました。「尖っていれば刺さる、尖っていなければ刺さらない。」という渡邉氏の一言が印象に残っています。

HFWのお話を伺っていると、試行錯誤を繰り返し、微調整を繰り返しながら、現在の寄付集めの型を創り上げてきたのだと伝わってきます。これからも新しい試みを続けていかれるであろうHFWを応援していきたいです。(阿部紘士)

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posted by GiveOne (ギブワン) 管理者 at 17:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 各団体・プロジェクトの紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする