2009年05月02日

生計ままならないミャンマー。サイクロンから1年

死者16万人、被災者約240万人の大災害も、時が経てば忘れられていきます。
ミャンマーを超大型サイクロン「ナルギス」が襲ったのは、ちょうど昨年の今日5/2のことでした。

GiveOneでもすぐに緊急募金を開始し、1ヶ月で100万円弱の寄付金をNPOに届けました。


あれから1年。現地の様子はどうなっているのでしょうか?

現地で災害支援を行っている、認定NPO法人難民を助ける会の報告会(4/30)に行ってきました。

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難民を助ける会創立30周年記念 活動報告会
ミャンマー・サイクロン発生から1年
〜 現地スタッフが語る、被災地の「今」〜
http://www.aarjapan.gr.jp/lib/event/event0904-1myanmar.html
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100人の会場が満員の大盛況でした。
朝日新聞記者として、いち早く現地入りした木村文さんの言葉が心に刺さります。

■ メディアは公平だったのか?
■ 死角になっている部分にどれだけ光を当てられたのか?

直後に発生した中国・四川大地震の影で、メディアの報道が減ってしまったミャンマー。復興が思うように進まない現実を、報道の立場から、率直にお話くださいました。

・被災者は家畜や、農業・漁業の道具類まですべて流されてしまい、いまだに生計を立てることができない。
・障害者には一層支援が届かず、生活さえままならない・・・



私たちに「今」何ができるのでしょう?



難民を助ける会の現地スタッフ3名(うち2名はミャンマーから来日)の報告は、笑いあり、涙あり、感動あり、そして、最後には「自分も支援したい」という気持ちになる素晴らしいものでした。

難民を助ける会event0904-1-2tinganzi.jpg ラプタ地区ティンガンジー村。
 被災者の多くはいまだに職につけず、
 ビニールシートの小屋に住んでいます
 (2009年3月/野際さん撮影)



(報告者のご紹介。団体HPより)
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●ニン・ワーワー・ウィンさん
難民を助ける会が2000年から運営する、障害者のための職業訓練校の責任者。サイクロン緊急支援においても、活動全体の管理で野際さんの補佐として活躍。

●キン・マー・カイさん
難民を助ける会ミャンマー事務所スタッフ。サイクロン緊急支援の物資配布を担
当。日本語を勉強し、事務所ではビルマ語・日本語の通訳としても活躍。
(プレゼンも流暢な日本語でした!)

そして、日本人スタッフとして発生直後から9ヶ月現地で中心的に活動してきたのが、野際さんです。
(以前、ブログでNさんと紹介しました)

●野際紗綾子さん
2005年4月より難民を助ける会東京事務所スタッフとしてアジア事業を担当。サイクロン被災直後から緊急支援を担当
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現地は悲惨な状況の中にも、笑いにしてしまうユーモアがあると言います。

・大波から非難するため、おばあさんをやしの木に縛り付けた!
・屋根が飛ばされたけど、隣のもっといい屋根が飛んできた(笑)

人間の強さを感じます。


現地での支援は、緊急支援物資の配布→保健医療・障害者支援と進んできました。次の段階は復興支援で、元の職について、生計を立てられるようにすることです。

例えば、以下のようなものが必要です。

■ 漁業のための魚網1式 10,000円
■ 肥料250kg 5,000円
■ 稲140kg 1,600円

お金で渡すとその日の生活費に消えてしまうので、現品を支給する方針とのこと。
まずは災害で失った道具を元に戻すことから、自立した生計への一歩が始まります。


私たちにできること。

1.寄付をすること
2.多くの人に知らせること

野際さんはこう言います。

■ これまでに、1億8千万円の支援活動を行ってきた
■ しかし、現地で必要なことを行うには 20億円!欲しい


難民を助ける会で支援してきたのは、12万人というすごい人数ですが、被災者は240万人!

軍事政権下で、国際社会の支援が行き届きにくい国。ミャンマー。
私たち一人ひとりが関心を持ち続けることが何よりも大事なのだと思います。

<GiveOne寄付プロジェクト>
ミャンマーでの障害者自立支援(難民を助ける会)
ミャンマー・サイクロン被害に対する緊急支援活動(アムダ)

*寄付受付終了プロジェクト
ミャンマーサイクロン被害 緊急募金(難民を助ける会)
ミャンマー・サイクロン被災者支援プロジェクト(ケア・インターナショナル・ジャパン)
ミャンマーサイクロン被災者支援(ピースウィンズ・ジャパン)

(鷹野)


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posted by Takano at 07:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | ガイド独自記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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