
最終的に、目標を大きく上回る1725万円(含助成金)が集まったとのこと。短期間でこんなに集まるとは、本当にすごいです。そのうちGive Oneを通じたオンライン寄付は約112万円。
そこで成功の秘訣を私なりに分析してみました。
○期限を決めた集中的な寄付キャンペーン
○適切な準備や告知方法(ホームページ、ダイレクトメール、プレスリリース)
○まめな報告
という、基本的なコトをきっちりやっていらっしゃったことが一番大きなポイントだったと思います。特に、「○月○日までに1200万円必要です!」と、緊急性をアピールできたこと、「1200万円で50万坪の土地を買い取る」といった成果が明確だったというのは大きかったですね。
寄付の集まり具合をグラフにして団体のウェブサイトやGive Oneのレポートページにも掲載しましたが、これもいい作戦でした。目標額に近づいていく様子はついつい気になってしまうんですよね。「毎日見に行っちゃうよ。早く更新してよ。」とユーザーさんに言われてしまうほど好評だったとか。
「寄付者の声」の欄も、自分が送ったメッセージが載っていないかどうか、探しに行ってしまいます。そうやってウェブにアクセスする人を増やしたことが、オンライン寄付にもつながったのかもしれません。
オンラインでの寄付でいえば、
○会員へのダイレクトメールでオンライン寄付をアピールした
○団体ウェブサイトのトップページの目立つ位置に大きくオンライン寄付の入り口を用意した
ことも大切なポイントでした。「オンライン寄付ができます!」とデカデカと書いてあることで、「今この場で寄付を!と言われているようで、寄付せざるを得ない気持ちになる」という人もいたそうです。みなさんはどうですか?
【Give Oneの新キャンペーン】
さて、いまGive Oneでは、特集「森とともに生きる」を展開しています。森林は、私たちにとって身近な存在ですが、その森林がいま、荒廃の一途をたどっています。 日本の場合、森林の約4割は下草刈りや間伐、枝打ちといった手入れを必要とする人工林。 手入れされない森林の木は枯れていき、洪水、土砂くずれ、海水汚染などを招きます。まさに「急がなければ大変なことになる!」 という状況なのです。
Give Oneでは、自然を大切にし、森と共存する社会や ライフスタイルを築くための、3つのアプローチにクローズアップしています。Green TVの映像も是非お楽しみください。
○「森の聞き書き甲子園」プロジェクト (共存の森ネットワーク)
日本全国から選ばれた100人の高校生が100名の森の名手・名人の元を訪れ、 「聞き書き」をして、「森の名手・名人」の知恵や技、ものの考え方や生き方を学び、未来へ守り伝えていきます。
○クマゲラの棲むブナの森復元基金 (白神山地を守る会)世界遺産である白神山地で、自然と親しみブナの苗木を植える活動に取り組んでいます。2000円で、4年生のブナの苗木を2本植林することができます。
○箕面山麓の里山を守る基金 (公益信託「みのお山麓保全ファンド」)
山麓保全のための活動に資金支援をしています。市民自らが参加して四季折々に美しい箕面の山なみを守り、 育て、活かすための活動へのご寄付は、助成金の原資になります。
(田口)

