2011年11月06日

ナイジェリアの石油採掘で環境破壊が起きています

 10月29日にアムネスティ・インターナショナルが主催する全国スピーキング・ツアー2011「ナイジェリア 石油採掘がもたらす環境破壊と人権」に行って来ました。このスピーキング・ツアーはアムネスティ日本の創立50周年記念国際キャンペーンの一環として行われました。
 これが第1弾で、第2弾のテーマは「ビルマ すべての政治囚の解放をもとめて」でした。詳しくは以下のアムネスティのサイトを参照してください。
 http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=4184

 今回のスピーカーはナイジェリアで環境・人権保護に取り組むディネバリ・ディヴィッド・ヴァレバさんです。彼は原油の流出や、石油採掘による廃棄物で汚染されたナイジャー・デルタ地域で生まれ育ちました。今回は、彼の生まれ育ったナイジャー・デルタ地域の様子を話していました。

 ナイジェリアは1958年から石油採掘を開始し、幾度と無く原油流出事故が発生しています。中には3ヶ月原油が流出したまま放置されたこともあったそうです。

 ナイジャー・デルタ地域の大半の人々は農民と漁師の兼業で生活しています。原油流出により川が汚染され、地元の人々のタンパク質源であった魚類も被害にあいました。たんぱく質源と収入基盤を失い、食糧が確保できなくなり貧困が悪化しています。

 原油流出事故のあった地域では、共通して呼吸器疾患、胃腸疾患、栄養失調などがよくみられ、
原油流出が原因ではないかといわれています。事故のあった多くの地域では、汚染除去作業はまだされておらず、賠償金も未払いのままだそうです。

 ナイジェリアではマングローブが川の生態系の鍵を握っているため、ヴァレバさんの所属する環境・人権・開発センター(CEHRD)ではマングローブの再生プロジェクトを始めました。開始してから3年、順調に成長していたところで原油流出の被害にあってしまいました。

 国連環境プログラムが1年かけて、流出事故の被害にあった地域の調査をしたレポートが3か月前に発表されたのですが、ナイジェリア政府はいまだにアクションを起こしていません。日本の歴史の中にも公害問題がありましたが、こういった問題は解決に時間がかかるので一刻も早い対応が望まれます。

 アムネスティ・インターナショナルではサポーターが政府や機関に手紙をだして直接訴えるという活動を行っています。今回の講演でも配られていました。
amnesty.jpg

 早く現在の悲惨な状況から抜け出しまた緑豊かなナイジェリアに戻ってほしいと思い、私も手紙を出してきました。(和泉)


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