2012年09月27日

田んぼから広がるつながりの『輪』

だいぶ涼しく、秋らしい気候になりました。
関東では稲刈りの時期です!

人生初の稲刈りを体験してきました。

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いつか河童が現れることを願って、「かっぱん田」という名前がついています。

茨城県牛久市の霞ヶ浦流域で、環境教育・環境保全・地域振興などの活動を行っている
アサザ基金と、損保ジャパン環境財団の共同プロジェクトで運営されている田んぼです。

損保ジャパン環境財団が行っているCSOラーニング制度で集まった都内の大学生が
田んぼのお世話をしています。

私も昨年度のラーニング生なんですが、今回初めてかっぱん田に行きました。



20年以上も耕作放棄されて田んぼとは思えない状況から復田したのが去年の冬。

一般的な田んぼは稲刈りの時期になると水を抜いて、乾燥した状態にしているので
スニーカーでも稲刈りは出来るんですが、
「かっぱん田」は湧き水で育てているので、水を抜くことが出来ず
この時期でもぬかるんでいます。
なので、機械を入れることが出来ず人の手で稲刈りを行います。
これも、耕作放棄の理由だと思われます。


では、稲刈りの開始です!

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稲を刈りながら、刈った稲を干すためのオダを建てて行きます。

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竹で出来た物干しのようなものが「オダ」です。

予定よりも参加した人数が少なかったので、稲を刈る人、刈った稲を束ねる人、オダを建てる人に分かれて効率よく作業しました。

稲を刈っていると現れるのが、「かっぱん田」に住む生物たち。

トウキョウダルマガエル
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目が金色でかわいいです。

他にも、トンボ、アメリカザリガニ、ウシガエルのおたまじゃくし、ヤマカカシ、ギンヤンマなど
写真はないですが、たくさんの生物に会うことが出来ました。

アメリカザリガニは、倒れている稲を刈るたんびに稲の影から現れていました。
しかし、外来種なので繁殖しすぎると生態系に悪影響なので見つけたら駆除しなければなりません。
ちょっとかわいそうですが、生態系を守るためには必要なことです。

同じく外来種であるウシガエルのおたまじゃくしもたくさんいました。
水面が見えているとサギが食べるそうで、こちらはこのままに。
この時期におたまじゃくし?と思うかも知れませんが、
両手に乗るくらいの大きさになるウシガエルは成長が遅く、この時期でもまだおたまじゃくしの姿でいます。
おたまじゃくしの状態でも大きく、親指くらいの大きさでした。

ギンヤンマは新しい水辺の縄張り争いをしていたらしいです。

こんなにたくさんの生物に会えて、
「田んぼは大事な住み家なんだなぁ」と感じました。

後半はザリガニを駆除する元気もなくなるほど、くったくたになりながら作業しました。
みんなで力を合わせて、なんとか全部刈り終わりました!



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このあとは乾燥させて、脱穀、収穫祭となります。

去年は、収穫したお米で「つながりの輪風せんべい」という名前のおせんべいを作りました。
(かっぱん田で育てているお米はもち米なのです…!)

近くの中学校の生徒さんがパッケージのデザインや名前を考えてくれて

具材には霞ヶ浦で獲れたエビを使用しました。

霞ヶ浦は漁が出来る時間帯が決まっているんですが、その時間外に漁をする「密猟」が
大きな問題となっています。
おせんべいに使用したエビは密漁ではないエビを使用し、密猟問題について考えるきっかけを作りました。
さらに休耕地に植えたひまわりから油をとり、おせんべいを揚げる油として使用しました。

さらにさらに、餅の加工や袋詰めなどは近くにある福祉作業所の方たちが行ってくれました。

ひとつのおせんべいにいくつもの素敵なこと、つながりが詰まっています。

今年はどんなものができるのでしょうか。
収穫祭を楽しみにしたいと思います。

(和泉)

アサザ基金:霞ケ浦にトキを!霞ヶ浦を世界一のウナギの産地に!アサザプロジェクト
損保ジャパン環境財団
かっぱん田物語
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posted by izumi at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参加団体への訪問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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