2011年12月04日

アーティストも子どもも両方を育てる

 12月2日夜、ギブワンを運営するNPO法人パブリックリソースセンター職員の田口由紀絵さんが講師を務める立教大の講義に行きました。この日のゲストはNPO法人芸術家と子どもたちの代表・堤康彦さん。とっても興味深いお話でした。
 芸術家と子どもたちは、学校にアーティストを派遣して、ワークショップ型の授業を行うことをメインの活動としています。1999年に任意団体として設立以来、昨年度までで累計363の小学校等で約2万人の子どもたちに授業を行ってきました。すごい数字ですね。
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 授業を行うのは、主にコンテンポラリーアートと呼ばれる分野で活躍するプロの方々で、音楽、舞踊、絵画などジャンルはいろいろです。詳しくは、団体のサイトをご覧ください。

 講義は質疑応答を含めて、予定の1時間半を大幅にオーバーして2時間にもなりました。私が聞いていて頭が下がったのは、堤さんが「私やスタッフがどうやって食っていくのが、ずっと課題なんですよね」といいつつ、アーティストにはちゃんと謝礼を払っている点です。

 このあたりは、いろいろ議論があるところだと思いますが、堤さんとしては、一定のレベルを持ったアーティストが必要であり、「自分の仕事の場でのパフォーマンスと比較して、学校でのワークショップで明らかに手を抜いているようなことが分かれば、次からは来て頂かない」とおっしゃっていました。一方、「アーティストはなかなか食べていけません。ワークショップは、アーティストの皆さんのいろいろな経験の場でもあると思います」と、アーティストを育てることも念頭においているとのことでした。

 おっと、本題の子どもたちの方ですが、講義の中で八王子の小学校で行ったワークショップの様子を収めたビデオを見せてもらいました。子どもたちだけでなく、先生も生き生きとした表情でびっくりです。NHKの番組「ようこそ先輩」を思い浮かべました。やはり、一流の方が手を抜かずに接すると、みんな感じるものがあるんだなあと納得しました。

 堤さんたちの活動は、子どももアーティストも両方を育てる、とても貴重なものだと思います。

 ギブワンでは、芸術家と子どもたちの活動へ寄付することができますので、ぜひ、ご協力をお願いします。

 さて、講義の翌日(12月3日)朝、たまたま「ようこそ先輩」を見ましたら、権威ある英国のガーデニングの大会で金メダルを取った長崎の花屋さんのお話で、不覚にも涙を流しました。(蛇足)

(前田純弘)
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posted by Maeda at 15:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | NPO活動紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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